学びの箱庭~塾講師の取組み~

学習塾のオーナー塾長が様々な学びについて綴っていきます

【意味怖読解問題12】ある日、森の中

 

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次の文章を読み問に答えなさい。(解答解説は下部に記載)

 

この山奥に入ってから一体どのぐらいの時間が経っただろうか。

 

おかげで①足も棒のようだ。

 

本当に疲れた。ああ・・・頭が重い。

 

②もうこのあたりでいいだろう

 

なあ、そんな顔で見るなよ。お前のせいでもあるのだから。

 

 

【問一】傍線①「足も棒のようだ」のように、体の部位を使った慣用句を用いて短文を作りなさい。

 

 

【問二】傍線②「もうこのあたりでいいだろう」とありますが、この場で何をするつもりなのか答えなさい。

 

 

 

(問題は以上です)

 

 

 

 

【解答・解説】

 問一  (例)庭の草むしりのため、父が重い腰を上げた。

 問二  (例)死体を埋める

 

”頭が重い”は、自身の体調不良を比喩しているのではなく、持ち運んでいる"誰かの頭"が重いということです。恐らく、死体を埋めに山奥までやってきたのでしょう。こうなると”棒になったような足”も、誰のものなのか分からなくなってきますね。