今回はCG(chatGpt)君にウチの塾生が学校から出されたレポート課題に取り組んでもらいました。
課題のテーマは
「第一次世界大戦終了後、日本または世界が戦争へと向かうターニングポイントとなった出来事はなにか。もっとも影響を与えたと考える出来事を1つ選び、論じなさい。」
というもの。
CG君にはこのテーマとともに指示1に記載の通りの条件を付与しレポート作成してもらいました。
(指示1)
第一次世界大戦終了後、日本または世界が戦争へと向かうターニングポイントとなった出来事はなにか。もっとも影響を与えたと考える出来事を1つ選び、論じなさい。但し、以下のルールに従うこと
・論ずるのは中学生という前提で。
・陳腐な文にしない。
・専門用語は使わない。
・500字程度にまとめる。
・世界恐慌をターニングポイントとする
(返答1)
第一次世界大戦が終わり、多くの国々が戦争の痛みから立ち直り始めた1920年代。しかし、世界は新たな問題に直面し、その影響は後の戦争につながっていくことになります。その問題とは、世界恐慌です。
世界恐慌は、1929年にアメリカで起こった株価暴落をきっかけに世界中に広がりました。世界中で生産が減り、多くの企業や銀行が倒産しました。失業者が増え、貧困層がますます苦しむようになりました。
この世界恐慌は、戦争に直接的な影響を与えました。失業者の増加により、多くの人々が生活に苦しみ、政府の支援を必要とするようになりました。そのため、国家予算が増加し、軍事費の削減が困難になりました。
また、世界恐慌により、ナチス党などの極右政党が台頭し、反ユダヤ主義などの差別思想が広がりました。これらの政党が権力を握ることで、第二次世界大戦が引き起こされることになります。
つまり、世界恐慌は、戦争に直接的な影響を与えたターニングポイントの一つであると言えます。経済的な不況が政治的な動きを生み、それが後の戦争につながっていくことになったのです
とまあ、こんな感じになりました。今回はターニングポイントを世界恐慌とする条件を加えましたが、特に指定しなくても勝手にテーマを選びレポート作成してくれます。
ちなみにルールに記載の「論ずるのは中学生という前提で。」という条件を外すと返答はこうなります。
第一次世界大戦の終結後、世界は多くの混乱を経験しました。しかし、最も影響力があった出来事の1つは、世界恐慌です。1929年にアメリカで起きた世界恐慌は、世界中に広がり、多くの国々がその影響を受けました。これは、世界中の経済が相互に関連していることを示す例でもあります。
世界恐慌は、世界中の多くの国々に大きな影響を与えました。多くの国々では、失業率が急増し、国内経済が崩壊しました。政府は、景気を回復するために多額の公共事業に投資したり、通貨の切り下げをしたりして対応しました。しかし、これらの対策はしばしば効果がなく、状況は悪化するばかりでした。
世界恐慌は、第二次世界大戦の発生につながる原因の1つでもありました。失業率が高く、経済が停滞した状況下で、多くの国々は国内問題に集中していました。しかし、ナチスドイツや帝国主義的な日本などの国々は、外国に目を向け、拡張主義的な政策を進めました。これにより、国際社会には緊張が高まり、戦争の危機が高まりました。
つまり、世界恐慌は、第一次世界大戦後に世界が向かった方向を変えた出来事であると言えます。世界恐慌により、多くの国々が国内問題に集中する中、ナチスドイツなどの国々は国際問題に目を向け、侵略政策を進めました。その結果、世界は再び戦争に向かうことになりました
これはこれでいいような気がします。ただ、今回は中学生にとってあまりに難解な用語を使わないように「専門用語は使わない」という条件を入れていますが、さすがに教科書上も太字で記載されているニューディール(政策)、ブロック経済あたりの単語も使わないというのは不自然さを感じます。
このように出来上がった内容に適宜手直ししていくことが大切だと思いますね。